ふらっとどこかへ行きたい衝動にかられ、津軽鉄道の「風鈴列車」に乗ってきました!
まずは、青森駅から乗車!
この時『時刻表アプリ』や『googlemap』は、1時間以上後の電車に乗れと書いてたんですが、「乗換駅まで行けば、なんとかなるっしょ!!」と見切り発車で、止まっていた電車に乗車。
平日のピークアウト時間だというのに、それなりに車内は混んでいてびっくり!
乗換駅でどのぐらい降りるんだろう?と思っていたら、乗換駅「川部駅」で私1人下車。
既に嫌な予感(汗)
おわかりいただけたろうか?
次の電車まで1時間半あることを・・・・・!!!
そして
駅周辺、何も無し!
最寄りのスーパー、コンビニすら「徒歩30分」という、なかなかの田園地帯。
晴れてたら、岩木山が綺麗に見えていたでしょう。
知らない土地をただ歩くのが好きな私にとって、ちょっと嬉しい1時間半の散策でした。
ただ、最寄りにコンビニかパンでも買える自動販売機が欲しかったぞ・・・。
その後、無事五所川原行きの電車に乗って、いざ、津軽鉄道へ!!
JR五所川原駅に着いたら、直通通路から秒で津軽鉄道ホームに行けます。
ホームに降りると、突然昭和レトロな世界に。
自動販売機が無かったら(無人の直売場とかだったら)、もう時代感覚がおかしくなりそう(褒めてる)
目的の電車でコレですよ。昭和か(褒めてる)
尚、この日は団体さんも乗るため、一般客は後方から詰めて乗車。
車内につるされた、津軽金山焼の風鈴。
すべて手作りのため、それぞれ音色が違うのが特徴なんですが、本当に昔ながらのあの「チリンチリン」という音が、なんとも風情。
風は無くても、電車の揺れでたっぷり音色を楽しめます。
その音を聞きながら見る、津軽平野に広がる田んぼ。そして途中の駅舎・・・
ノスタルジーが過ぎる!!!!!!!!!
ああもう、ずっとこの調子なんですよ。
これ、駅舎っすよ?
冬の雪深い時とかに来たら、確実に時代が解らなくなるノスタルジーっぷり。
これは車内で販売してくれる切符。目の前で穴をあけてくれるのもまた良い。
ちなみに津軽五所川原駅からずっと、アテンダントさんが、かなりのネイティブ津軽弁で周りの景色などを案内してくれています。
標準語でもキッツい津軽訛りという徹底ぶり(褒めてる)。
もう、終着駅の津軽中里駅に着くまでに、視覚と聴覚で津軽の雰囲気をたっぷり堪能できました。
これは「津軽」を世界に肌感覚で体験してもらうには、バッチリの電車アトラクションです。
味のある駅名標。観光客の皆様も、みんな写真撮ってました。
で、津軽中里駅から五所川原に戻る電車が1時間後。ということで、中里を散策することに。
休憩どころもあるんですけど、休業日があるんですよ( ;∀;)
私みたいに、いきあたりばったり旅だとよくある話。ちゃんと調べていきましょう・・・・
※観光客の皆様は、観光バスでどこかへ行きました。ツアーはぬかりなし。
散策していたら、神明宮を発見。
思ったよりも奥があり、若干険しい階段を上ります。
登り切った横道から中里城跡史跡公園に行けるらしいのですが、アブのような音も聞こえていたので、お参りして早々に退散。
「ルパンドール」というお菓子屋さんで、パウンドケーキと和菓子を購入して、駅へ。
神明宮でだいぶ時間をつぶしたのか、1時間は意外とあっという間でした。
さて、五所川原駅から青森駅に帰るにも、やっぱりちょうどいい時間の電車が無いんですね。
そこでバスですよ。
駅の目の間に、また味のあるバスのりばがあるので、ここで青森行きの乗車券を購入してバスを待つことに。
尚、1110円で青森駅まで一直線で運んでくれます。有難し。
五所川原市のバス乗り場の時刻表ですら、この味なんですよ・・・・
もうこの辺一帯は、ノスタルジー路線に全振りして突っ走って欲しいぐらい。
インバウンドが復活したら、日本の田舎を漫画やゲームで知った外人が押し寄せそうな予感すらする、昭和レトロなノスタルジー旅でした。