「反応しない練習」の読書感想文

「反応しない練習」はこんな本(あらすじ)

生きているうえで生じる、さまざまな悩みに対して、本の表紙に書かれてる通り、ブッダの超・合理的な「考え方」で心が楽になる方法が、書かれています。

「仏陀の教え」ではあるのですが、ぜんぜんスピリチュアルじゃありません。本当に「こうやって考えてごらん」と合理的な考えと、そのための行動を教えてくれています。

「反応しない練習」に出会ったきかっけ

私は昔から「瞬間沸騰湯沸かし器」と自称してるぐらい怒りっぽく、脊髄反射で激昂できるほど
煽りに対して激弱です。

10代のころは「それが人として当たり前」と思っていましたが、まぁ、大人になったら生きにくいよね(涙)

どうやったら、カチンとくるようなことを言われても、涼しい顔していられるのか?
「ケンカをふっかけてきたヤツと、同じ土俵に乗ってはいけない」と判っていながらも、脊髄反射で土俵に飛び乗るのをなんとかできないか?

そう思っていた矢先に、たぶんyoutubeかなんかで題名を見たんだと思います。

尚、この本の発売日は2015年。
「私、7年も無駄に反応してきたんだ」と、ちょっとこの時点で悲しくなるぐらい、もっと早く読んでおけばよかった本でした。

「反応しない練習」のココがすごい。

瞑想するって、そういうことだったのか!!!

と、今流行もだいぶ落ち着いてきた瞑想について、理解が深まります。
この瞑想、かなり使えるっすよ!

「瞑想のやり方はなんとなく知ってたけれど、ぜんぜん落ち着かない」と思ってたんですが、私、目的が全然わかって無かったんですね。
この本に書かれている「瞑想とは何をするか」を知れば、ぜんぜん瞑想の度合いが変わります。

具体的に、どんな順番で何をすれば良いのか書いてあるので、本を読みながら今すぐ試せるのがGOOD!

で、実際にやってみたんですが、やり方は簡単なのに超ムズい!!

特に私のような「脊髄反射で瞬間沸騰し、口が動いてしまう」ほどの反応力を持っている人は、同じく苦戦するかも。

煽り耐性の無さを実感( ;∀;)

ただ、本に書かれた方法で瞑想を少しでもやった日は、不思議と6時間前後の睡眠で目が覚めるようになったんですよ。

もしかして、周囲に反応しまくって脳が疲れてたから、毎日8時間とか寝てたのか・・・?!

「反応しない練習」を読んで解消した「〇〇欲求」

私、以前は「誰かに認められることこそが、社会で求められること」だと本気で思っていたんですね。

しかし、私を一番苦しめてきたのは、のどから手を出したいほどの「承認欲求」。

この本を読んで、その承認欲求が「社会的にしなければならないこと」ではなく「人間とはそういうもの」なんだと知っただけでも、肩の荷がだいぶ下りました。

「社会的にそうしなければならない」のではなく「人間はそういうものだから、自分的に上手に扱えば良い」ものなんだなぁと。

この「承認欲求が出てるな」と判るだけでも、瞬間沸騰湯沸かし器的な怒りは、だいぶ治まりました。マジ助かった。

「反応しない練習」の本を読む前と読んだ後の私

◆読む前
「仏教」は宗教なので、結局は拝め、寺に通えという話が最後のオチかなー

◆読んだ後
宗教色はぜんぜん無いわ。まさにタイトル通り「反応しない練習」。ハウツー本。っていうか、もっと早く読むべきだった。

「反応しない練習」は煽り耐性が低い人必読!

とにかく感情揺さぶられる方は、今すぐ読んだ方が良いです。

「つい激昂しちゃう」とか「twitterで煽り文句を読むだけで血圧が上がる」とか「悪い妄想が止まらない」などがある人は、絶対役に立つはず。

ただし「自覚があって悩んでる人が、自ら読みたいと思う」場合に限ります。

瞬間湯沸かし器的に激昂するタイプに急にプレゼントしても、「私が悪いっていうの?!」とまた激昂してしまうので(過去の私だったら絶対激昂する)、本人が気が付くまで”反応”しないであげてください。

さぁ、一緒に!!目指せクール!!(程遠いけどがんばります・・・)

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