「サピエンス全史」を歴史に興味ない私が読んだ感想

2017年にビジネス書大賞を受賞した「サピエンス全史」をやーっと読みました!!

まったく歴史に興味が無く、なんなら高校でも「歴史」の授業があったかどうかすら、怪しいほどの学歴の私が読んだ大人の読書感想文です。

なんていうか、この世とかこの社会に、排他的な感情を持ってるなら読んだ方が良い。

「サピエンス全史」のあらすじを超ざっくり

私たちの祖先「ホモ・サピエンス」がなぜ、どうやって食物連鎖の頂点に君臨したのか?
なぜ、このような世界を私たちは生きているのか?が、時系列のように書かれている本です。

超ざっくり行ってしまえば、中学の歴史の授業とは違う視点で語られた、世界史です。

「サピエンス全史」をなぜ読もうと思ったか?興味が沸いたポイント

私は中学時代に

「人間も動物の一種なはずなのに、なぜ人間だけが優れているような、世の中になってるんだろう?」
「なぜ正義は何をしても許されるのだろう?悪だって家族がいるんだぞ?」

という、まさに厨二病的な考えを発症し、そのまま大人になりました。

そんなある日、書店で平積みしている「サピエンス全史」を見かけます。

タイトルだけで直感的に

「これを読めば、私の知りたかった答えが解るはずだ!!(厨ニ病)」

と思ったものの、いろいろ精神的にも肉体的にも忙しい日々が続き、気が付いたら5年経ってて、さらに1冊だったはずの本が、上下巻と2冊に分かれてました( ゚Д゚)

そう、サピエンス全史に興味が沸いたのは、厨ニ病心からです!

「サピエンス全史」を読んで、心に残った印象

あらすじに「その答えを解く鍵は「虚構」である」と書かれてるんだけど、読めば読むほど

「ほっほぉぉおおおおおお!!!なるほど、ああああああ!!虚構なんだぁあああ!!」

と厨二病が大興奮!!

もうね、具体的にどんなことが虚構で、それがどう影響して世界がこうなったかというのが、まるで映画を見ているようなスケールで描かれてるんですよ。

想像力豊かだと、ガチで頭の中で人々の争いや文明の移り変わりを想像できて、マジ興奮。知らない遺跡や解らない言葉は、google検索で補完すれば、ますます楽しく読める本です。

おかげで

「人間も動物の一種なはずなのに、なぜ人間だけが優れているような、世の中になってるんだろう?」
「なぜ正義は何をしても許されるのだろう?悪だって家族がいるんだぞ?」

という疑問は、読んでいるうちにいつの間にか「そうか、じゃあしょうがないな」と氷解していきました。

虚構がなければ、人類はここまで発展できなかったし、それが無ければ結構大変なんだなぁ・・・。

解けるけど解いちゃいけない魔法であり、悪用厳禁ですね。

「サピエンス全史」で知って、心が揺れ動いたこと

後半に行くと、私たちが肉を食べるために、牛やブタがどのような環境・どのような仕打ちを受けてここまで生きてきたか・・・という描写があって、愕然としました。

私、牛も豚も鳥も、全部放牧して育ってるものだと思ってたよ(´・ω・`)
ガッツリ勉強不足。

丁度今は「代用肉」や「培養肉」が市場に出回ってきた時代。

モスバーガーでも「ソイパティ」メニューができたけど、きっとこれからは動物の生にも配慮した世の中になっていくんだな、そうなって欲しいなぁー!!

とりあえず培養肉が日本に入ってくるのを心待ちにしておこう(´∀`*)ウフフ

「サピエンス全史」を読む前と読んだ後の印象は、こう変化

◆読む前
「私の人類に対する疑問を、解き明かしてくれる現代最高峰の書物であろう・・・!!(厨二病おばさん)

◆読んだ後
「歴史の勉強って、ちゃんと意味あったんだー。もっとちゃんと勉強しておけばよかったなぁ(遅)」

まぁ、工業高校に歴史の授業自体があったかどうかすら、超うろ覚えなんですけどね

「サピエンス全史」を読んで

どこか世の中に、反骨精神みたいな思いがあったのですが、『この世の中を変えてやる!!』と意気込むよりも、この世の中のうねりの中で、どうやって上手く泳いでやろう?

ということを考えて生きた方が、小さな自分の人生から見たら実りあるし楽しそうだな。

と思って、本を閉じました。

あ、ただ、歴史から学ばない的なところは「やっぱ人間も、動物なんだな」と思いました。

次のホモ・デウスも読みたいなー!!

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