開腹手術の入院から退院まで【入院2日目・手術日当日】

入院1日目の続きです。ここから次のご飯まで写真がありません。
そんな写真撮る余裕ありませんでした( ;∀;)

入院2日目・手術日当日

6:30から水すら飲めないので、検温などをしてもらったあとは、ベッドでゴロゴロしていました。

そのうち、立ち合いしてくれる家族が到着。
2番目の手術と聞いてるけど何時ぐらいかねーなんて話をしていたら、看護師さんからお呼び出し。

「手術室行きますよー!」
いよいよか・・・!!

手術室まで徒歩で行く

いろんな人の手術日記を見ましたが、この「手術室まで徒歩で行く」って本当です。まな板の鯉が、まな板まで歩いて自ら乗ります。

想像だけでもシュールですが、実際もシュールです。

手術室入り口まで来たら、家族とは別れて、ここからは看護師さんと自分だけで手術室まで向かいます。

手術室についたら、名前を確認。ドラマで見る手術室より殺風景というか、まさに「手術するために特化した部屋」という感じでした。あたりまえなんだけど。

手術台に乗ったら流れ作業

髪の毛は束ねてキャップ
→下着もガウンも脱げるよう、袖も外してスタンバイ(手術中は素っ裸です)
→左手の甲に点滴(なかなかうまく血管に入らなかった)
→横を向いて背中に痛み止めの点滴
→仰向けになって、全身麻酔・・・

という感じで、どんどん進んでいきます。

この全身麻酔なんですが、てっきりいつも寝るみたいに「あ、眠い…」と眠りに落ちるもんだと思っていましたが、全然違います。

「どうしよう、全然眠くならない」と思った次の瞬間寝てます。
いろんな意味で心配無用でした。
「麻酔 聞かない」「麻酔 手術中 目を覚ます」なんてググってた私の時間を返して欲しい。

そして、本当に寝てる間に手術が終わりました。
取り出した筋腫は850g。
私は癒着がひどかったので、手術時間は予想より多く、3時間ぐらいかかったそうです。

「多発性子宮筋腫」と診断されて6年。
ちょっと放置しすぎましたね(汗)

目を覚ますと強烈な吐き気が

あ、寝てたんだ…という気分で意識が覚醒し始めます。

が、その瞬間から猛烈な吐き気が!!
すっごい吐き気が!!

お腹は麻酔が効いてるので痛くないんですが、とにかく吐き気がすごくて、苦しかったのを覚えています。すぐに吐き気止めを点滴に入れてもらいました。

お医者さんや看護師さんが言ってましたが、「とにかく我慢しない」ことです。伝えればなんらかの処置をしてくれます。

お尻爆発

吐き気が収まったと思ったら、今度はお尻が超痛い!!お尻爆発!!

長距離の夜行バスで体験する、あの「お尻爆発」が、まさかの病院ベッドで再会することになろうとは夢にも思っていませんでした。

寝返りは打って良いみたいなので、家族に何度も右左に寝返りさせてもらいました。
もう、ドーナッツ型クッション欲しかった。
お尻爆発は完全に予想外でした。

38度越えの熱との戦い

手術後は熱が出るとは聞いていましたが、私も例に漏れずしっかり発熱38度越えを記録しました。
こちらも、すぐに看護師さんが解熱剤を点滴に入れて対処してくれました。

ただ、効くまでやっぱり暑くて、家族にファイルで仰いでもらっていました。
本当に暑くて汗だくで、さらにホットフラッシュ(レルミナを飲んでいたので)もあって、意識は朦朧としていました。

手術日当日の夜は長い

家族が帰り、手術後用の個室で静かな時間を過ごしていました。

足につけられた血栓予防の機械の音と、遠くから聞こえる元気な赤ちゃんの泣き声を聞きながら・・・
ひたすら「明日になったら、水が飲める」これだけを楽しみに、時を過ぎるのを待ちました。

実は、あまりの吐き気のため、スマホを見ることを諦めたのです。
もう、文字自体見るのがキツい。
「手術終わりましたー!」なんて手術後にtwitterに写真上げてる人とか、強すぎです。

なので、3時間おきに様子を見に来てくれる看護師さんの回数で時間を数えていました。
が、この看護師さんがなかなか来ない。

途中途中寝てるんですが、どうやら1時間も寝ていないらしく。
もしかしたらぐっすり寝てしまったのかもしれないと思い、看護師さんに時間を訪ねても「そうです、今0時ですよー」なんて言われて、ショックを受けたりしていました。

こんなにたっぷり時間があるのに、なぜ普段「時間が無い」って思うんだろう?何に時間を使ってたんだろう?
随分もったいない時間の使い方をして、生きてきたのかもしれない・・・

そんな事を考えつつ、手術日当日の夜は、ガチで長かったです。

入院3日目・手術後1日目に続く

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